「里山MTBみうら」の活動のご紹介

 こんにちは。里山MTBみうらです。

 わたしたちは北鎌倉を含む三浦半島の里山にて、今後も自転車(MTB、マウンテンバイク)を楽しめる環境づくりとその維持のために活動している、自転車乗り(MTB乗り)のグループです。

◆「自転車(MTB、マウンテンバイク)で里山を楽しむ」とは。
 MTB(マウンテンバイク)は未舗装路を自転車で走ることを楽しむアウトドアアクティビティで、そのうちのひとつに里山などの自然の中を通る里山道(トレイル)を走るという楽しみかたがあります。

 三浦半島には里山の自然がいまだに少なからず残っていて、近隣に住む人たちにとって身近に自然を楽しめる大切な場所(フィールド)となっており、わたしたちもその利用者の一員として楽しませてもらっています。

◆「今後も里山を自転車(MTB)で楽しんでいけるため」にわたしたちが大切にしていること。
 わたしたちは、今後も三浦半島の里山を自転車(MTB)で楽しんでいけるために、以下の三つのことを大切にしています。

[1] わたしたちが楽しんでいる里山の自然環境を維持保全するための整備活動に参加すること(受益者負担によるフィールドの維持保全)。
[2] 自転車(MTB)以外の他の利用者および地域の皆さんと共存していくための配慮と節度ある楽しみかたを実践していくこと(地域とのつながりと理解)。
[3] アウトドアアクティビティの基本「自己責任」を基に、自分自身とメンバー間そして交流のある地域の皆さんとの助け合いで活動を継続していくこと(自助と互助)。

 この三つを基本的な方針として、わたしたちは活動しています。

◆なぜ里山整備活動に参加するのか。
 わたしたちが三浦半島にて自転車で楽しませてもらっている里山は、原生林のような手つかずの自然ではなく、人による継続的な整備(維持保全)により保たれている自然環境です。里山を利用するわたしたち自転車乗り自身が、その環境を維持していくための里山整備活動に参加することが、わたしたちの活動のひとつになっています。

◆利用と保全のバランス、そして地域の皆さんとのつながりと理解を大切に。
 フィールドがあってこそ楽しめるのは、自転車だけに限らず、ハイキングやトレイルランニング等を含めた「自然を楽しむアウトドアアクティビティ」全般に共通することです。ただ利用するだけではフィールドである自然環境が、人間にとって良い状態と自然にとって良い状態のバランスが維持できず、いわゆる「荒れた」状態になってしまいます。
 特に鎌倉を含む三浦半島の里山は、横浜や東京など大都市からの交通アクセスが良く外の地域からの来訪者や利用者が多いために「オーバーユース(過剰利用)」によって「里山が荒れやすい」実状があります。

 ですから、今後も利用者として持続的に楽しんでいくために里山整備活動に参加するのは、そこでアウトドアアクティビティを楽しむ一員として当然の行動だと考えています。

 そして地域の里山整備活動に参加することで、わたしたち以外の自転車乗りにも自分たちが楽しんでいる里山の自然環境は継続した整備(維持保全)が必要なことを知ってもらい、また地域の皆さんには「自転車(MTB)で里山を楽しむ」というアクティビティを知ってもらうきっかけになればという気持ちもあります。

◆どんなところの里山整備活動に参加しているのか。
 「里山MTBみうら」としての活動は2019年からですが、それ以前から各エリアの里山整備活動に参加しています。わたしたちが参加する地域の里山整備活動は徐々に増えて、現在では逗子・葉山・横須賀にまたがる「二子山山系」というエリアをはじめとして、鎌倉エリアや、横浜南部エリアなど、複数の市町にまたがっています。

 北鎌倉の景観を後世に伝える基金(台峯トラスト)の皆さんの里山整備活動には2016年から参加、その他のエリアでは2013年から里山整備活動に参加しているところもあります。また、行政や地権者の皆さんに了解を得たうえでわたしたちが独自で里山整備活動を実施しているところもあります。

◆里山整備以外の活動と、「自助と互助」。
 里山整備活動以外では、三浦半島の里山を今後も自転車で楽しんでいけるために必要な、配慮や節度のある楽しみかたをわたしたちメンバー内で共有することはもちろんのこと、メンバー以外の自転車乗りの皆さんへ呼びかける啓蒙活動もおこなっています。

 2023年現在のわたしたちのメンバー数は、この三浦半島で自転車(MTB)を楽しむ総数からすると微々たるものです。
 前述のわたしたちの基本方針のひとつに「自助と互助」があります。わたしたちが責任を取れる範囲はあくまで里山MTBみうらメンバーと、そして一緒に活動してくださるさまざまな地域の皆さんとの活動する範囲です。
 わたしたちの活動で、三浦半島の里山と里山道(トレイル)を誰もが何処でも自転車(MTB)で走れることを保証して欲しいということではありません。わたしたちが活動するエリアやルートでも、メンバー以外の通行や利用を担保するものでもありません。

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 もし興味を持っていただけましたら、日々の活動内容をわたしたちのFacebookページで詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

●里山MTBみうらFacebookページ  https://www.facebook.com/satoyamamtbmiura/

 今後とも、どうぞよろしくお願いします!
                                  里山MTBみうら 桐山