2018年7月の台峯 
 
①ウマノミツバ
セリ科ウマノミツバ属の多年草。別名、ヤマミツバ。同科別属のミツバは食用になるが、本種は食用にならなく、馬に食べさせる程度といった意味で「ウマノミツバ」という。
台峯では、老人の畑付近に多い。目立つ花ではないが、この花を拡大してみると、両性花と雄花がある。両性花にはかぎ状の刺毛があり、結実すると、衣服にくっつく。
7月5日撮影。

 
②マヤラン
環境省版レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)の中で、絶滅危惧II類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています。
台峯では、山道沿いの腐葉土の上でみられます。シンビジュームの仲間で腐生蘭。
6月25日撮影。
 
③オオバノトンボソウ
環境省版レッドリストには登録されていませんが、埼玉県のレッドリスト2011に、準絶滅危惧種に指定されています。
老人の畑から、谷戸の池に向かう下りの山道の脇に咲いていました。
6月25日撮影。

④山道整備
老人の畑から谷戸の池に下る道の途中に、木の根がむき出しになって歩きにくく、危険である箇所があります。
当基金と、鎌倉市公園課との協議で、現散策路の下に新たな散策路を設けることになっていまして、現在その工事が行なわれていました。黄色点線が現散策路で、緑実線が新散策路。
7月5日撮影。

 

⑤ハンゲショウ
老人の畑から谷戸の池へ向かう途中の湿地帯で写しましたが、ここはハンゲショウが生えているところが狭くなり、アシが勢力を伸ばしているようです。
7月5日撮影。
 
⑥ムラサキニガナ
これが生えているのは、尾根筋で、谷にはありません。
6月25日撮影。

2018年6月の台峯 
 
①ムサシアブミ
草丈20~50センチ横幅は1メートル程の大きさです   花の形が乗馬のときに足を乗せる鐙に似ているところから、命名されたようです。
昨年初めて見つけましたが今年も、株数を増やして元気な姿を見せてくれました。
畑跡地に下る散策路わきで撮影5月12日望月眞樹

 
②エゴノキの花
この時期台峯では、エゴの木が存在感を示します
木の長さが7~8メートルと高いため普段は通り過ぎてしまいますが、甘酸っぱい匂いに見上げるとそれは見事な花がこれでもかと思うほど花をつけて歓迎してくれます。
湿地帯のわきの土手で5月10日撮影

③クワの実
この時期クワの木が一斉に実をつけます
ヤマクワで栄養豊かな感じはしませんが、厳しい自然の中でやっと実をつけるまでになった」感じでその自然さを読み取ってもらえますか?
谷戸の池南の湿地帯で5月12日撮影
 
④ウノハナ
ウツギの花の別称
小学唱歌の「夏はきぬ」(佐々木信綱)で広く知られています
この時期、早朝、六国見山から台峯に向かってホトトギスがさえずりながら飛び交い、台峯ではウノハナが咲く、まさに「夏は来ぬ」が味わえます。5月19日谷戸に下る土手で撮影
 

⑤ホトトギスの移植 その1
基金の活動の一つに「山の手入れ」があり毎月第3土曜日に活動を続けています。
今回は昨年秋、咲き終わったホトトギスから採取した種を自宅に持ち帰り、今年になって発芽したものをある程度育ってから、元あった場所に植え戻す作業です。
5月19日湿地帯で撮影

 
⑥ホトトギスの移植 その2
苗(10~15センチ)も載せておきました。
みどりの丸の中の花が一つの花茎に3~5個付いて秋に咲きます。
2018年5月の台峯  
 
①散策路の階段修理散策路の一部に段差がなくなり、歩行が危険を伴うことから倒木を利用し、階段を設ける作業をした。

この作業は毎月第3土曜日に行っている「山の手入れ」の一つです。
興味のある方は毎月第3土曜日、梶原配水地横に午前10時に集合ください。
谷戸の池に下る散策路で4月14日望月眞樹撮影
 
②伐採される樹木

谷戸の池に通じる仮設道路(4メートル)に第2期工事で重機を通すため、桜の木かクワの木を伐採することとなった。作業は自然環境を重視を第一に行っていますが事前相談もあり了解しました。
山崎小側入り口近く4月14日撮影
 
③ヤマツツジ

この時期になると国内の多くの山野で見られます。
レンゲツツジとの見分け方は難しいのですがレンゲツツジの方が花弁の先がとがっているようです。
4月19日谷戸の池南側散策路で撮影
 
④フジの花

フジの花には多くの種類があるように思われがちですが国内には2種類のみだそうです(牧野日本植物図鑑)。それはノダフジとヤマフジです。
区分けはツつるが左巻き(下から見て)はノダフジで右巻きがヤマフジだそうです。
台峯でもフジの咲いている所は急斜面などが多く判断が難しいです。
4月23日撮影
 
⑤キンラン

昨年に比べ小ぶりな感じでした。キンランは群生している写真を撮ったつもりです。
園芸店に出回らないのは「絶滅危惧種」に指定されていることと「菌根菌」と呼ばれる菌根と共生する独特の生育形態にあります。
4月23日撮影

⑥ギンラン
 2018年4月の台峯 
 
①台峯の散策路沿いの伐採された枯れ木です。安全確保のため公園課が業者に依頼し作業中です3月17日散策路沿いで撮影

(望月眞樹)
 
②ヤマアカガエルの産卵

基金では毎年産卵するための小さな池を作っておきます。
この時期になるとカエルは池に産卵しに来てくれます。
今年は「谷戸の池」から下流にに流れる小川にも産卵しました。
雨が降れば、下流に流されてしまいますので、網ですくい産卵池に移動してもらいました。
3月17日谷戸の池下の湿地帯で撮影
 
③オオシマサクラ満開

先月紹介したオオシマザクラが2週間もたたぬうちに満開になりました。
今年は開花から満開まで早かったですね。
3月17日梶原配水地横で撮影
 
④台峯の守護神満開

数ある台峯のヤマザクラ、オオシマザクラの中でもひときわ雄姿を誇るヤマザクラです。
勝手に「台峯の守護神と名づけました。
根本は2~3メートル、そこから4本ほどの幹に分かれさらにそこから7本ほどの枝を伸ばし台峯を見守ってくれているようです。中央公園尾根筋で撮影

⑤ ④で紹介したヤマザクラの根本です。4月2日撮影

⑥ヤマザクラの古木

台峯では樹齢を重ねたヤマザクラも多く見られます。花は我々人間と違い老若に関係なくきれいな花を咲かせます。
中央公園寄りの尾根道で3月29日撮影 
2018年3月の台峯  
 
①カンアオイの花です。

 (ウマのすずくさ科)里山の落ち葉の中でひっそりと開花します。
ハート形の大きな葉を地に伏せてその根元に先端が3つに裂けた小さく堅い筒状の花を咲かせます。1月から3月頃が開花期です。
2月25日撮影望月眞樹
 
②カンアオイを拡大せず撮った写真です。

花を直接見つけるのは無理でしょう。まず葉っぱ(葵の御紋よりシクラメンの葉型)を見つけ根元の落ち葉を払いのけて捜します。2月25日撮影
 
③ウグイスカグラ

台峯では春を告げる花として親しまれています。3月6日山崎小へ下る尾根筋で撮影
 
④タチツボスミレ

日本を代表するすみれです。台峯では時として群生したタチツボスミレを見ることができます。
3月11日老人の畑そばで撮影

⑤大島桜

3月11日には御覧の通りつぼみはしっかりしています。

⑥大島桜開花宣言

12日から急に温度が上がり、あわてて桜も開花したようです。
台峯では一番早く咲く大島桜です。3月14日山ノ内配水地横 

⑦北鎌倉女子学園中学生野外観察

毎年この時期に台峯の懐にある北鎌倉女子学園の中学生を対象に自然に親しみながら、皆さん楽しまれています。
いつの日か貴重な思い出として残されるとよいですね。3月15日老人の畑で撮影 
  -
 2018年2月の台峯 
 「台峯」の周りには多くの市民、生き物が生活しています。
台峯は里山か?と聞かれれば、尊敬する内山節(立大教授)は昨今「里山」という言葉があまりにも
無自覚に使われていると嘆いています。
それはともかく、1月22日の昼過ぎから降り出した雪は23日早朝にかけ、台峯と周りに住む、市民の生活を一変させました。その様子をご覧ください。
 
①北鎌倉駅に入る横須賀線。北鎌倉の住人の多くは横須賀線を利用して東京方面に通勤します。

1月22午後5時過ぎ望月眞樹撮影 
 
②雪におおわれる円覚寺門前

いつもは多くの観光客でにぎわう円覚寺も夕闇に暮れ、雪の中に埋もれてしまいそうです。
1月22日5時半ごろ、横須賀線線路に隣接する円覚寺山門で撮影
 
③雪に覆われた台峯山頂付近

雪は早朝まで降り続きましたが、日の出とともに止み、雪におおわれた台峯は撮影者の足跡以外一面真っ白です。
「一番乗り」は気分爽快です
1月23日午前8時台峯頂上付近で撮影 

④谷戸の池の落書き

谷戸の池に降りると、池の表面は雪と氷で凍っています。
その筈なのに池一面に落書きのような模様が描かれています。
だれか先着したものがいるのか?
1月23日谷戸の池で撮影 
 
⑤犯人はカルガモ

カルガモのつがいが、早朝にもかかわらず餌を探して探索中。
余計な労力を使わず先の鳥の後を探し回る姿は、若いころ雪山でラッセルした時を思い出しました。
1月23日谷戸の池で撮影
 
⑥山崎小生徒の雪遊び

子供たちにとって、どんな遊びより楽しいのが、校庭での雪合戦。
こちらまで楽しくなりました。
1月23日10時過ぎ山崎小学校校庭で撮影 
2018年1月の台峯 

①モニタリング作業
基金では台峯のモニタリング作業を毎月1回行っています。
写真は谷戸の池南側の小川の水量調査作中の写真です
12月16日谷戸の池南側水路で撮影  望月
 
 
②谷戸の池凍る
谷戸の池が凍り、それまで水面に浮かんでいた落ち葉も
一緒に氷結した様子です。
12月28日谷戸の池で撮影  望月

③霜が創ったオブジェ
谷戸の池に氷が張った、その日、台峯には一面、霜が降りました。
湿地帯は一面白くなり、枯れ残った植物に霜が覆い、奇妙なオブジェを創りだしていました。
12月28日午前8時頃ヨシハラ湿地帯で撮影
 

④冬日に映える台峯雑木林
台峯の雑木林は新年を迎えると落葉樹はすべての葉を落とし、丸裸で冷え冷えしています。
冬の弱い日光が根元を照らし、発芽までの間、応援してくれています。
1月9日北鎌倉女子学園運動場横の雑木林で撮影
 
 
⑤アオキの実
花は3月から5月に開花します。(味気の無い緑色の花で目立ちません)
果実は卵型で、晩秋から熟し赤、黄色などになります。
日本原産でおなじみだと思いますが、その生命力は旺盛で
放っておくと他の植物が衰退してしまうほどです。
台峯では定期的に最小限の伐採をしています。
とはいうものの、冬の殺風景な台峯には貴重な赤色を楽しませてくれます。1月9日「日当たり公園」に上がる散策路脇で撮影

⑥富士山とクラブ活動に頑張る若人達
快晴の富士山をはるかかなたに見上げることのできるグランドで早朝からクラブ活動に頑張る学生たち。
日本の未来は若い世代に託されます。
1月14日北鎌倉女子学園グランド脇の散策路から撮影 望月

 
 写真提供 望月眞樹さん