2015年12月の台峯
   
 11月下旬から12月10日頃にかけては「台峯の紅葉」の見頃です。今回は「台峯」の紅葉を特集しました。
ヤマザクラの紅葉です。ほかの木々に先駆けて紅葉しすぐ散ります。11月21日北鎌倉女子学園脇の尾根筋で 望月(眞)さん撮影
 アカメガシワ長さ15センチ〜20センチで赤褐色の葉柄が特徴です。11月21日、日当たり公園へ抜ける散策路で 望月(眞)さん撮影
   
 台峯全体が紅葉に包まれます。台峯の紅葉はコナラ、クヌギ等が中心となるため、黄色、や茶色が中心です。
今年は13日の日曜ぐらいまでがベストでしょうか。12月7日 望月(眞)さん撮影
 同左
   
 同上  同上
 2015年11月の台峯
   
 ノイバラの実
 春の野山に香りを放つ白い花が夏の暑さを耐え、この季節真  っ赤な実をたくさんつけます。
 花の少ない中で「真っ赤な実」が目立ちます。
 10月26日「谷戸の池」付近の湿地で 望月(眞)さん撮影
ウド(独活)の花
 「ウドの大木」慣用句もあるけど木ではありません。
 春に若芽や根茎は食用にする。
 花は散形で花序
 7月から10月に開花するが少し遅れの開花でスズメバチが  蜜を吸う。
 10月26日山崎小散策路のわき道で 望月(眞)さん撮影
 
   
くさぎ(臭木)
 夏、筒状花の先端が5深裂した芳香のする白い小花を集合  して咲かせる。
 秋、花を落とした後青い果実は熟すと黒くなる。
 紅紫の額とマッチして美しい。
 葉や茎が傷つけられると悪臭がするので着いた名前 望月(眞)さん撮影 
 
 ハゼの木」の紅葉
 毎年台峯で一番早く紅葉する木。朝日に映えるハゼの葉は深 紅に染まる。
 フジ弦に巻きつかれ勢いがそがれています。
 11月1日「谷戸の池」下部の湿地で 望月(眞)さん撮影
 2015年10月の台峯
   
 イヌショウマ(犬升麻)
 キンポウゲ科の多年草です。
 台峯では初めて見る花ですが関東地方から近畿地方の湿った  所に分布するそうです。
 あまりの美しさにしばらく見とれてしまいました。
 10月4日北鎌倉女子学園グランドに通じる山道で
 望月(眞)さん撮影
ツリフネソウ
 一年草で茎は多汁質
 花柄は紅褐色で4センチぐらいの花を咲かせます。
 花弁は五枚です。
 10月4日清水ヶ淵付近の湿地で 撮望月(眞)さん撮影
 
   
 シロバナサクラタデ
 タデ科の花
 桜蓼は花の形や色が桜の花に似ているので。
 花の特徴は茎先に長い花枝を伸ばして白い小さな花を沢山つ ける。
 葉に辛味があり、葉っぱが柳の葉に似ていることから付く。
 9月24日清水ヶ淵、湿地で 望月(眞)さん撮影
 ミソソバ
 日本全国の小川や湿地などに生育する1年草
 花の中心部は色が薄く花弁弁の先端が淡い紅色
 群れ咲く秋は近寄ってみると金平糖に似て美しい
 9月24日「谷戸の池」北側湿地で 望月(眞)さん撮影
  
2015年9月の台峯 
   
 洋種ヤマゴボウ
 北アメリカ産の外来種
 汁は強い染料で服や人体に着くとなかなか落ちない。有毒種 でブルーベリーと間違えることもあるそうな。
 根がゴボウの根に似ていることから「ヤマゴボウ」の名を拝 命 9月6日山崎小裏側散策路入り口で 望月(眞)さん撮影
 カラスウリの実
 先月烏瓜の花を紹介しましたが1カ月経つとしっかり実をつ け「ウリボウ」そのものです。
 9月6日清水が淵付近で 望月(眞)さん撮影
   
 ジョロウ蜘蛛
 春に孵化し9月から10月に産卵時期を迎える
 漢字で「女郎蜘蛛」と書くところから遊女の女郎を連想する が古人は女郎蜘蛛の姿を雅びやかで、艶やかと感じ、当時身 分の高い女官の服装に似ていたことからつけられた。
 ここ数年痩せたクモばかりとなり心配。
 9月11日谷戸の池に下る散策路で望月(眞)さん撮影
ススキ
  台峯広しといえどもススキが群生しているところはほとんどない。
  今年は秋の虫が極端に少ない。(モニタリング調査より)
  ススキの一部を夏に刈り取ったことが影響しているか?
  9月19日老人の畑(仮称)で 望月(眞)さん撮影
 
 2015年8月の台峯
   
アキのタムラソウ(秋の田村草)
 草丈30センチ〜50センチ
 「秋」の名前がつけられているが夏の梅雨期から初秋にかけて  咲く
 7月20日谷戸の池下の湿原で 望月(眞)さん撮影
 
茶色スズメバチ
 スズメバチの中で一番変わったスズメバチ
 何と他のスズメバチに寄生して巣を作る
 大きさは黄色と黒のおなじみのスズメバチの半分ぐらい。
 台峯では初めてお目にかかる8月2日老人の畑のコナラの木 の下で 望月(眞)さん撮影
 
   
 日本ミツバチ
 昨年も登場しましたが今年はその数が3倍ぐらいに増え「木 のホコラ」に入りきれなく
 出入り口で順番待ちをしているみたい
 8月2日散策路わきクヌギの木の根元で 望月(眞)さん撮影
 カラスウリの花
 お待たせしました。昨年お約束したカラスウリの花、夕方7 時頃太陽が落ち暗闇の中で人知れず開花する。
 翌日朝にはしぼんでしまう幻想的な花です。
 8月11日ユウジコウ脇で 望月(眞)さん撮影
 2015年7月の台峯
   
コクラン
 小型の自生ランの一つ
 細長い棒状の偽球茎の先から紫色の地味な花を咲かせる
 山道から逸れた樹林の中でひそりと咲く
 一週間後に訪れたら白っぽく枯れた茎だけが残っていた。
 6月22日「谷戸の池」に下る散策路横の樹林帯で 望月(眞)さん撮影
 
ハンゲショウ@
 毎年7月の声を聞くと咲き始める。
 梅雨空に似合う花ですが、ここ数年台峯では減少気味です。
 心配になり植物図鑑を見ましたら自生種は近年その数を急激 に減らしているようです。
 7月10日「谷戸の池上部」で 望月(眞)さん撮影
 
   
ハンゲショウA
7月4日望月(眞)さん撮影
ダイコン草
 全国に分布する多年草(開花期は7月〜9月)
 葉っぱが大根に似ている所から、つけられた名前のようです が、もう少ししゃれた名前を考えても良かったのでは。
 7月10日「谷戸の池」上部の旧水田跡地で 望月(眞)さん撮  影
 
 2015年6月の台峯
   
 チカヤ
白い毛を密生した花を咲かせます。
端午の節句の粽(ちまき)は茅萱の葉っぱで餅を包んだもの。
6月7日台峯に入る散策路で 望月(眞)さん撮影
 シモツケ草
下野(しもつけ)の国、現在の栃木県に多く生えていたからとのこと。日本各地の山地に生える。
茎は束生、高さ1メートル前後で香りを放つ
6月7日老人の畑(仮称広場)で 望月(眞)さん撮影
   
コヒルガオ
ヒルガオに似ているが花弁が直径3〜4センチとヒルガオより小さい。
6月5日山崎小裏の散策路入り口付近で 望月(眞)さん撮影
 
ウラナミアカシジミ
成虫は初夏のみ発生の年1化。
日本でも開発、雑木林の伐採などで10県では絶滅危惧種 に指定。その鮮明な黄色と、はっきりした模様は思わず呼吸を止めたほど。
6月2日清水が渕の湿地で 望月(眞)さん撮影
 
2015年5月の台峯 
   
 おたまじゃくし(ヒキガエル)3月11日に「数珠」のような卵を紹介しましたけど順調に生育しています。
 「谷戸の池」下の湿原に掘った人口の水たまりで 4月18日望月(眞)さん撮影
台峯の新緑と静寂に包まれた中での散策、なんともぜいたくですね。
 ハンノキ林で 4月27日望月(眞)さん撮影
 
   
ヤマフジの花
 台峯のフジはこれから1週間ぐらいが見ごろでしょう。(別称ノフジ)
 木に絡まって10メートル以上にも達します。田んぼ跡地で
5月3日望月(眞)さん撮影
 
ヤマフジの花
 近くで見ると自然の色合いが素晴らしく、しばしその美しさに見とれてしまいます。
 谷戸の池下部の湿地帯で 5月3日望月(眞)さん撮影
 
2015年4月の台峯 
   
台峯の「春一番桜」です。
東京の開花宣言は3月23日でしたが、同じ日に満開状態でした。3月23日梶原配水地横で 望月(眞)さん撮影
 
北鎌倉北側の八雲神社から望む台峯緑地4月2日撮影 
   
 山崎小から谷戸の池にかけての散策路から見た大島桜とやま桜のコラボ。4月2日 望月(眞)さん撮影 何年にも亘って地域住民に大事に守られてきた山桜
いまや台峯の守護神の貫録十分です。
山脇から梶原出口の散策路で。4月2日 望月(眞)さん撮影
 
 2015年3月の台峯
   
 シュンラン
春の恵みに感謝 3月14日 望月(眞)さん撮影
 つくしんぼう
「つくしだれの子すぎなの子」すぎなの一種で春に土筆と呼ばれる胞子系を出す。春らしい光景にシャッターーを切りました。北鎌倉女子学園グランド下方の草むらで3月14日 望月(眞)さん撮影
   
 モニタリング作業、谷戸の池から流出する水量測定
くみ取った水を水量計で計測する(毎月1回継続)3月14日谷戸の池流出口で 望月(眞)さん撮影
ヒキガエルの卵
カエルの産卵用に掘った「水たまり」にヒキガエルが産卵してくれました。3月11日谷戸の池下の湿地で 望月(眞)さん撮影
 
2015年2月の台峯 
   
 霜柱とスダジイの実
 尾根から散策路に降りてきた途中、寝ていたスダジイの実もびっくり。氷点下になると地中の水分が毛細管現象で地表に染み出し柱状に凍結したもの。関東ロームは粒子が霜柱を起こすのに適度な大きさのようです。2月4日望月(眞)さん撮影
谷戸の池氷結
「谷戸の池」水面は氷結しています。角のように見えるのはハスの茎の残骸です。
2月10日望月(眞)さん撮影
 
   
 谷戸の池氷結  右上の写真をを池全体から見たものです。池の上部が木の枝で覆われている部分は氷結していません。
2月10日望月(眞)さん撮影
ハンの木の雄花序の発芽
 「日当」に向かう散策路。冬芽は芽鱗と呼ばれる包むものがなく裸のまま寒さに耐えるが、気温が上がればいち早く花粉が飛ばせる。2月1日望月(眞)さん撮影
 
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 ハンノ木
湿地や沼地に生育する高木で写真のように10メートル以上になる。2月1日「日当」に向かう散策路。望月(眞)さん撮影
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 2015年1月の台峯
   
カラスザンショウの実を啄ばむメジロ
 カラスザンショウは落葉高木で10メートル以上にもなります。山椒に花や果実が似ていて人に利用されないところから 「カラス」と冠されたといわれています。
 殻だけが残った中から必死に実を探しているメジロです。
1月17日山崎小裏の散策路入り口付近で 望月(眞)さん撮影
台峯の雑木林に(コナラ、クヌギ等)に冬のこもれびがやさしく包み込むようです。
1月11日「老人の畑」裏側の散策路で 望月(眞)さん撮影
   
前日の冷え込みで台峯は谷戸は全面、霜で幻想的となります。
 鳥の食べ残した「カラスウリ」の赤と霜の白さのコントラスト
がいいですね?12月7日清水ヶ渕付近で 望月(眞)さん撮影
 枯れた夏草が霜で覆われ幾何学模様を描いています。
12月7日オギハラ付近で 望月(眞)さん撮影